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事業報告 文化庁移転記念事業 パネルシアター「伏見の桃太郎」
文化庁移転記念事業 パネルシアター「伏見の桃太郎」を上演しました。
昔話「桃太郎」に、伏見を舞台にしたお話があるのをご存知ですか?
この江戸時代に作られた上方絵本の伏見版「桃太郎」を、
ぜひ地域の皆さんに知っていただきたく、
京都弁の台本を作り、絵を描いてパネルシアターに仕上げました。
このパネルシアターを、令和6年2月10日 土曜日 11時から初上演し、
たくさんの方に見ていただくことができました。
皆さんよくご存じの御香宮の絵。
お話はここからスタートします。
パネルシアターは、特製の用紙に絵を描き、
色を塗って作ります。
左:「伏見の桃太郎」には犬は登場しません。残念そう!
右:桃から手や足が生えて桃太郎誕生!桃の向きは、これが正解みたい…
左:桃太郎の姉さんが鬼にさらわれてしまいますが、町人たちは怖くて近づけません。
右:桃太郎を守るお供のひとり、イワシの精。この後、衝撃の方法で鬼退治をします。
どこかユーモラスな鬼たち、ゆるい方法で戦うちょっと怖がりな桃太郎、
笑った後になるほど!と思わせる二人のお供…お話を聞いてくれている方も、
とても面白がってくださいました。
最後に、「伏見の桃太郎」の載っている本を紹介しましたが、そのうちの一冊、
『おとぎ話 ふしみの桃太郎』(伏見歴史顕彰会発行)の監修をされている先生から
お話のパンフレットをいただき、子どもたちに配ることができました。
お家や学校で広めていただければと思います。
もちろん、伏見中央図書館でも所蔵していますので、気になる方はぜひ借りてみてください。
もう一度読んでみたい、そう思わせる「伏見の桃太郎」。
節分にも関係するお話でしたが、イワシとヒイラギの由来が気になり出した方も、
ぜひ図書館で調べてみてくださいね。